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分子栄養学のカウンセラー・アドバイザーになりたい! 資格が取れる講座や試験はある? 実際に分子栄養学を仕事にしている人が解説

健康意識の高まりにつれ、インターネットやSNSでは「分子栄養学」に関する情報発信が増えてきました。発信されている情報の中には、「栄養で病気が治る」「食事を変えれば体調が良くなる」等の情報も多く発信されています。

このような情報から、「私も薬に頼らず栄養や食事だけで病気を治したい」と思った方や、「分子栄養学を学んでカウンセラーやアドバイザーになりたい」と思った方も多いと思います。

では、分子栄養学をもっと深く学べる講座はどのようなものがあるのでしょうか? また、分子栄養学の講座を受講すれば、分子栄養学のカウンセラーやアドバイザーとして働けるようになるのでしょうか?

今回は、実際に分子栄養学を仕事としている筆者がオススメする分子栄養学の講座についてと、講座を受けたら分子栄養学のカウンセラー、アドバイザーとして働けるかどうかについて解説します。

ナンナン

ねぇねぇ、分子栄養学を学びたいんだけど、何か良い講座無いかなぁ❓

はる かおる

分子栄養学を学びたいの❓オススメの講座はあるけど・・・いきなりどうして❓

ナンナン

えっと、分子栄養学を学んだら分子栄養学のカウンセラーやアドバイザーになれるかなと思って💦

はる かおる

なるほど・・・、なんか最近は分子栄養学を仕事にしたいって人が多いんだよね。じゃあ、実際に仕事にしている僕が、オススメの講座をいくつか教えてあげるよ

目次

分子栄養学とは?

まず、分子栄養学についてあまりご存じない方のために、分子栄養学について少し触れておきます。分子栄養学は分子整合栄養医学(ぶんしせいごうえいよういがく)とも言い、食物から摂取した栄養素や食品成分が、体内でどのように働くかを分子レベルで解明する学問のことです。

分子整合栄養医学は、20世紀後半に北米で活躍した2名の科学者、ライナス・ポーリング博士(1901-1994 年)とエイブラム・ホッファー博士(1917- 2009 年)により確立されました。

分子整合栄養医学は、20世紀後半に北米で活躍した2名の科学者、ライナスポーリング博士とエイブラムホッファー博士により確立された

現代の医学や医療は、病気を予防したり治療を行うことが目的なのに対し、分子整合栄養医学では、私たちの身体がもつ本来の力を最大限に引き出し、オプティマムヘルス(単に病気を予防するだけに限らず、心身ともに最高・最善の健康状態)の実現を目指す事が最大の目的です。

分子整合栄養医学は、生体内の分子を整えて生体機能を向上させる学問。分子整合栄養医学は、分子栄養学やオーソモレキュラー療法とも呼ばれている。

分子整合栄養医学は、人によって分子栄養学(ぶんしえいようがく)やオーソモレキュラー療法、オーソモレキュラーニュートリション、栄養療法などと呼ばれることもありますが、基本的にどれも同じものを指しています。

これら言葉の利用傾向としては、基礎理論である座学に対して分子栄養学や分子整合栄養医学などと呼ぶことが多く、対してクリニック等で提供している分子整合栄養医学を元にしたサービスに対しては、オーソモレキュラー療法や栄養療法と呼ばれる傾向にある印象です。

このサイトでも、わかりやすく解説するために分子整合栄養医学の基礎理論を解説する場面においては「分子栄養学」とし、クリニックで提供されている分子整合栄養医学を元にしたサービスを解説する場面においては「オーソモレキュラー療法」という表現を用いています。

分子栄養学では、その人の足りない栄養を補うために食事やサプリメントを使って栄養素を補っていくことが基本です。そのため、分子栄養学というと、「足りない栄養素をサプリメントで補う療法」とか、「薬の代わりにサプリメントを使って病気を治す療法」などと思われていることが多くあります。

または、「食事を改善して必要な栄養を摂取し、サプリメントを使わずに体調を整える療法」と思っている方も多いかも知れません。

しかし、これらは典型的な分子栄養学の間違った認識です。分子栄養学は、単に足りない栄養素を食事やサプリメントで補う療法ではありません。

正しい分子栄養学では、生体内の乱れた分子(栄養素)を整えるために、消化管である口、胃、小腸や大腸、胆のうなどの状態や、酵素の量、働き、ホルモンや自律神経など身体の代謝全般と、個人個人の状態や病態を考慮した栄養補給を行います。

そして、この乱れた分子(栄養素)を整えるために、個人個人、必要な栄養素の量を補給することで、細胞の働きを本来あるべき状態に整え、病態の改善や予防、オプティマムヘルス(心身ともに最高・最善の健康状態)を目指すのが分子栄養学です。

分子栄養学の基礎をすべて解説していると長くなってしまいますので、更に具体的に分子栄養学について知りたい方は、是非下記の記事を参考にして下さい。

ナンナン

えっ❗分子栄養学って、その人に足りない栄養素をアドバイスするものじゃ無いの❓❓

はる かおる

いやいや、分子栄養学は単に足りない栄養素を補うだけの療法じゃないよ。このあたりの認識が間違っていると分子栄養学の講座内容も深く理解できないから、分子栄養学については事前によく知っておくようにしてね

分子栄養学の資格が取れる講座や学べる講座はある?

では、分子栄養学について学べる講座や、資格が取れる講座にはどのようなものがあるのでしょうか?

分子栄養学の資格が取れる講座はいくつかありますが、代表的な講座としては特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会が主催するオーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート養成講座(ONE)や、オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル養成講座(ONP)、同じく特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会が主催する「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」や「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座」などがあります。

オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート養成講座(ONE)

講座情報
講座名オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)養成講座
主催・運営特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会
難易度初〜中級
値段154,000円(税込・テキスト代込)※第13期募集時点 ※要別途賛助会員費
対象者一般向け
受講方法公式サイトから申し込み
講座情報

オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル養成講座(ONP)

講座情報
講座名オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル(ONP)養成講座
主催・運営特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会
難易度初〜中級
値段297,000円(税込・テキスト代込)※第16期募集時点 ※要別途賛助会員費
対象者看護師、管理栄養士、鍼灸師、柔道整復師、薬剤師、保健師、
歯科衛生士、臨床検査技師、助産師など、医療に従事する有資格者
受講方法公式サイトから申し込み
講座情報

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座(旧金子塾基礎編・応用編)

講座情報
講座名オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座
主催・運営特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会
難易度初〜上級
値段未定
対象者一般向け
受講方法公式サイトから申し込み
講座情報

特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会が主催するオーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート養成講座(ONE)は、主に医師や看護師など国家資格保有者以外を対象とした講座で、受講期間終了時の試験に合格すると認定証が発行されます。

また、医師や国家資格保有者を対象としたオーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル養成講座(ONP)もあり、こちらは血液データの読み方などより実践的な内容が学べる講座となっています。ONPもONEと同じく、受講期間終了時の試験に合格すると認定証が発行されます。

どちらも試験がありますが、試験はZOOMなどのオンラインで行われ、講義の際の資料やご自身でまとめた勉強ノート、PCなどを何でも利用可能となっています。ゆえに、どちらも合格率は高く、実施回にもよりますが9割以上の方が合格していると言われています。

一方、同じく特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会が主催する「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」は、主に分子栄養学の基礎を学ぶことを目的とし、テキストと動画で学びます。学び終わった後の修了試験などは無く、受講者全員に修了証が授与されます。こちらは、あくまで受講したことを証明するためのものです。これら講座や試験を受けて授与される認定証や修了証はあくまで民間資格であり、国家資格ではありません。

そのため、これら認定証や修了証は、国家資格のように一定以上の知識を有する証明にはならない点に注意が必要です。

・分子栄養学の資格は、すべて民間資格
・試験はカンニングOKで、ほぼ全員が合格できる難易度
・一部講座は受講料が高額

ナンナン

えっ、分子栄養学の資格って、管理栄養士みたいな国家資格じゃないの❓❓

はる かおる

うん、分子栄養学の講座で取得できる修了証や認定証はあくまで民間資格であって、国家資格ではないんだ。

ナンナン

そっかぁ・・・でも、カウンセラーやアドバイザーになるためなら資格は必要だよね❓

はる かおる

いやいや、特に必須ではないよ。必要なのは資格よりも、実践で使える知識と経験、それと活動できる場だね

分子栄養学の講座を受けるなら、どれがいい?

では、様々ある中で分子栄養学の講座を受講するなら、どれを選ぶのが良いのでしょうか?

先ほども解説したように、分子栄養学が学べる講座はいくつかの種類が分かれています。これらはそれぞれ対象者や受講料などが異なり、教えている内容にも違いが見受けられます。

例えば、オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル養成講座(ONP)では、看護師、管理栄養士など国家資格を保有する有資格者を対象とし、血液検査データの読み方などを学ぶことが出来ます。

一方のオーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート養成講座(ONE)では、血液検査データの読み方などを省き、国家資格の無い一般の方でも分子栄養学が学べる内容になっています。

これら分子栄養学の講座は、元々分子栄養学研究所の「金子塾」が元になって作られたものです。現在は特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会に統合され、「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」として提供されています。

この金子塾の具体的な経緯としては、日本で最初に分子栄養学に基づく血液検査セットを考案した故金子雅俊先生が創設した分子栄養学の講座が始まりとなります。これらを学んだ溝口徹医師と宮澤賢史医師がそれぞれ独立し、それぞれが独自の考えに基づく分子栄養学の講座を開きました。

現在では、故金子雅俊先生の後を継いだご子息の金子俊之先生が特定非営利活動法人オーソモレキュラー分子栄養医学協会代表理事、講師を務めています。

このことから、分子栄養学の基礎を本格的に学びたいなら、「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」、看護師、管理栄養士など国家資格を保有していて、分子栄養学を仕事にしたい方はオーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル養成講座(ONP)、国家資格は持っていないけど、分子栄養学を学びたい、仕事に活かしたい方は、オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート養成講座(ONE)がオススメです。

ナンナン

えっ、色々ある分子栄養学の講座は、金子塾が元だったの❗❓

はる かおる

そうだよ。分子栄養学界隈で有名な溝口徹先生や宮澤 賢史先生も、元々は故金子雅俊先生の元で学んで独立したんだ。だから、分子栄養学を学ぶなら大元の金子先生から学ぶのがオススメだよ。

分子栄養学を学べるオススメの講座

ここからは、分子栄養学が学べる「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」や、その他の講座についてご紹介します。「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」や、「ONE」「ONP」は、それぞれ分子栄養学に精通した医師などが講師を務めており、内容も本格的です。入門としてまず学びたい方は、分子栄養学の基礎理論が学べる「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」がオススメです。

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座(旧金子塾基礎編)

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座は、主に栄養素の基本や働きについて学ぶことが出来る分子栄養学の基礎講座です。テキストは上巻・下巻と分かれており、そのボリュームは圧巻。テキストだけで無くオンデマンド配信の解説動画を見ながら分子栄養学の基礎について学ぶことが出来ます。

ただし、動画の配信には期限があり、視聴可能期間は4ヶ月です。視聴期間終了後は、すべての方に修了証が発行されます。その後一年以内に再受講したい場合は、一ヶ月あたり1万円で再受講することが可能です。

内容は専門的で初級から上級の方まで対応。これから分子栄養学を学びたいすべての方にオススメの内容となっています。

講座情報
講座名オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座
難易度初〜上級
値段未定(税込、テキスト代込み)
受講方法公式サイトから申し込み
講座情報
ポイント評価
ボリューム
読みやすさ
分かりやすさ
値段
オススメポイント
オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座(旧金子塾基礎編)
総合評価
( 4 )
メリット
  • このボリュームでこの値段は破格
  • 分子栄養学の基礎についてかなり詳しく学べる
  • 動画配信があるので解説を聞きながら学べる
  • 受講期間終了後も、テキストは辞書引きとしてずっと使える
  • 初級〜上級の方まで学べる内容
  • 動画配信なので自宅で気軽に学べる
  • 受講終了後は、修了証が貰える(テストや試験などは無し)
デメリット
  • 化学が苦手な方には基礎講座でも難しい
  • 受講期間終了後の再受講には別料金が必要
  • ボリュームが多いため、短期間ですべてを理解するのは難しい
  • テストや試験がないため、ちゃんと知識として得られたか判断出来ない
  • あくまで基礎講座なので、これだけで分子栄養学のすべてを理解することは出来ない
  • 動画配信という特性上、学ぶためにはある程度自己管理や時間管理が必要

分子栄養学の基礎を学ぶならコレ! 分子栄養学基礎講座の決定版

まず最初にご紹介するのは、分子栄養学の基礎が学べる「オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座」です。オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座では、分子栄養学の理解に必要な細胞の働きから、タンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質など、栄養素の働きについて一通り学ぶことが出来ます。

テキストのボリュームも多く、この内容とボリュームで受講料はお値打ちです。他にもある分子栄養学の講座の中でトップクラスの安さです。内容もしっかりしており、これから分子栄養学を本格的に学びたいという方には、自信を持ってオススメできる内容と値段になっています。

ただし、今まで全く分子栄養学について触れたことが無い方が、いきなりこの講座を受けるのはハードルが高め。テキストでは酵素の名前や化学反応など専門用語が多用されていることから、事前知識としてある程度の専門用語や身体の機能について理解していることが必要です。

そのため、今まで身体の仕組みや分子栄養学について全く触れてこなかった方が、いきなりオーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座からスタートしてしまうと、相当難しく感じるかと思います。逆に、今まで分子栄養学に関する本を読んでいた方や、オーソモレキュラー療法を実践している方など、分子栄養学を既に触れている方であれば、ある程度理解できる内容となっています。

具体的にオススメできる人としては、

  • 現在オーソモレキュラー療法を実践中の方
  • ケンビックスで開かれている講演会や勉強会に毎回参加している方
  • やさしい分子栄養学の本など、分子栄養学に関する本を一通り読んでいる方
  • 化学や生物学、栄養学が好きな方
  • 医師や看護師、管理栄養士など人体や栄養についてある程度の知識がある方

などです。

動画解説もあるので、視聴期間中であれば何度でも繰り返し視聴が出来ます。学ぶ時間を作ってマイペースで学べる方には最適な講座です。

また、受講期間終了後についてですが、オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座は資格取得の講座では無いため、試験やテストなどはありません。その代わり、受講期間が終了した後には、すべての方に修了証が送られます。

この修了証は、オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座の受講が修了したことを示すためのものです。国家資格のように一定以上の知識を証明するためのものでは無い点に注意して下さい。あくまで分子栄養学についてもっと学びたい方や、理解を深めたい方にオススメの講座となっています。

はる かおる

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎講座は、これから本格的に分子栄養学を学びたい方にオススメの講座となっているよ。テキストは一生使えるレベルの内容で、ボリュームもしっかり。この内容でこの値段は早くの安さだね。ただし、今まで化学や生物学、分子栄養学に触れてこなかった方がいきなり受講するのは難易度が高いから注意してね。

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座(旧分子栄養学を学ぶための基礎化学講座)

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座は、その名の通り基礎化学が学べる講座です。分子栄養学なのに基礎化学?と思われるかも知れませんが、分子栄養学を学ぶためには基礎化学に関する知識も必要です。

講座は他の講座と同じくオンデマンド配信での受講。上述した基礎編と比べてテキストのボリュームは少なく、価格も控えめとなっています。基礎編や応用編と異なり、オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座では修了証は発行されません。

あくまで分子栄養学を更に深く理解するために必要な基礎化学を学ぶ講座となっています。

講座情報
講座名オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座
難易度初〜上級
値段未定
受講方法公式サイトから申し込み
講座情報
ポイント評価
ボリューム
読みやすさ
分かりやすさ
値段
オススメポイント
分子栄養学を学ぶための基礎化学講座(旧分子栄養学を学ぶための基礎化学講座)
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 分子栄養学の基礎講座だけでは学べない、化学に関する基礎が学べる
  • 基礎化学を学ぶことによって、更に分子栄養学を深く理解することが可能
  • 基礎編などに比べ、値段が安価
  • テキストは辞書引きとしてもずっと使える内容
デメリット
  • 化学になじみの無い方には難易度が高め
  • 基礎化学講座は分子栄養学の理解を補助する内容のため、基礎編や応用編とセットで受講して意味がある

人体は小さな大宇宙。人体で起こる様々な化学反応を理解することが、分子栄養学を理解する鍵です。

分子栄養学というと「栄養について学ぶ」というイメージが強いですが、実はそれだけでは不十分です。分子栄養学を深く理解するためには、基礎化学についての知識も欠かせません。

何故なら、生体内で栄養素が代謝される過程は化学反応によって行われているからです。例えば、体内ではアミノ酸を別のアミノ酸に変えるために「アミノ基転移反応」という化学反応が起こっています。この反応は、化学物質中のアミノ基(NH2基)を1つの分子から別の分子に転移させるプロセスのことです。

また、他にも、「酸化還元反応」や「エステル化」など体内では様々な化学反応が起こっています。酸化還元反応は、例えば「第一鉄」や「第二鉄」などの鉄の種類の違いや鉄吸収・代謝を理解する上で重要です。

エステル化は、例えば肝臓の状態を見る数値として「コリンエステラーゼ」という検査項目があります。このコリンエステラーゼは、コリンの酢酸エステル化合物である「アセチルコリン」を、コリンと酢酸に分解して神経伝達を終了させる働きをしています。

また、脂溶性ビタミンの一種であるビタミンA(レチノール)は、体内で貯蔵したり運搬する際に、「レチニルエステル」という「エステル化」を行って厳密に管理されています。

このような代謝を理解する上で、エステル化ってどういう化学反応なのか?が理解できていないと、説明されてもよく意味が分かりませんよね。

人体は小さな宇宙と言われるように、無数の化学反応によって栄養素を代謝したり、生命活動を行っています。分子栄養学の基礎編では栄養素の働きについては学ぶことが出来ますが、人体でどのような代謝や化学反応が起こっているかについてまでは学ぶことが出来ません。

つまり、分子栄養学を深く理解し、応用するためには基礎化学についての知識も必要です。体内で栄養素が代謝される過程を理解することは、どのような化学反応が起こっているのかを理解することでもあるのです。

オーソモレキュラー分子栄養医学 基礎化学講座は、そんな体内で起こる無数の化学反応について基礎から学べる講座です。基礎編や応用編とセットで受講することで、より分子栄養学の理解が深まる内容となっていますので、基礎編を受講される場合は是非こちらの基礎化学講座も受講してみてください。

ナンナン

な、何だかどれも難しそうだね💦
分子栄養学を学ぶのに、病態や化学についての知識も必要だとは思わなかったよ💧

はる かおる

分子栄養学をより深く理解するためには、基礎化学についての知識も必要だね。体内では無数の化学反応によって栄養素が代謝されたり生命活動が行われていることから、化学反応についての知識も必要なんだ。栄養素の基本が学べる基礎編だけを受講しても分子栄養学の理解は不十分だから、分子栄養学を学ぶときはこちらも一緒に受講するのがオススメだよ。

分子栄養学のカウンセラー・アドバイザーになりたい! 資格が取れる講座や試験はある? 実際に分子栄養学を仕事にしている人が解説まとめ

以上が、分子栄養学が学べるオススメの講座と、分子栄養学のカウンセラーやアドバイザーとして活動できるかについてでした。

分子栄養学は奥が深く、人体に応用するためには基礎理論以外にも疾患についてや薬についての知識、サプリメントについての知識も必要です。また、これらをより深く理解するためには、化学的な基礎知識も欠かせません。

ONEやONPでは、分子栄養学に関する基礎理論に加え、疾患に関する分子栄養学的アプローチも学べる内容になっています。更に、分子栄養学を学ぶための基礎化学の講座も用意されており、分子栄養学を学ぶ講座としては一通り揃っている形です。

分子栄養学を深く学びたい方は、是非これら講座を受講してみて下さい。初心者の方で講座の内容が理解できるかどうか不安な方は、やさしい分子栄養学など書籍から始めてみるのもオススメです。

分子栄養学については、当サイトでも無料で学べるようになっていますので、他の記事も是非ご覧下さい。

分子栄養学を「自分に合わせる」ために、まず自分を知る。
オーソモレキュラー療法の血液検査・栄養相談のご案内

KYBメディカルレポートのイメージ
KYBメディカルレポートのイメージ

分子栄養学では、「一般的には何が良いのか」を知るだけでなく、「自分の身体では今、何が起きているのか」を知ることも大切です。

同じような食生活や症状であっても、栄養状態、血糖代謝、炎症、消化・吸収、身体活動、生活習慣などの背景は人によって異なります。

そのため、「鉄が気になるから鉄を摂る」「疲れているからビタミンBを増やす」というように、症状と栄養素を単純に結びつけるだけでは、その人に合った実践にならないことがあります。

検査は「答え」ではなく、自分を知るための材料です

KYBメディカルサービスのK01初診スクリーニングでは、血液・尿・唾液を用いた69項目の検査から、タンパク質、糖代謝、脂質、血球、炎症、各種酵素、ミネラル、腎・尿関連項目など、身体を考えるためのさまざまな情報を確認します。

必要に応じて、甲状腺、糖代謝、骨代謝、胃腸機能、脂肪酸、酸化脂質などに関連するオプション検査を組み合わせることもできます。

ただし、検査値だけで身体のすべてが分かるわけではありません。食事、運動、睡眠、ストレス、服薬、生活環境なども含めて考えることで、検査結果をより実践に活かしやすくなります。

人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせる

検査結果が分かったからといって、全員が同じ食事・運動・サプリメントを実践するわけではありません。

大切なのは、検査で得られた情報を、その人の身体・生活・目的・価値観に合わせて活用することです。

例えば、運動不足が身体の状態に関係しているのであれば、栄養素を補うことだけでなく、無理なく運動を取り入れる方法を考える必要があります。そして、運動を行うためのエネルギーや、筋肉・身体づくりを支える栄養を整えていく。

このように、何のために健康になりたいのかを考え、その目的を実現するために分子栄養学を活用することを、私たちは大切にしています。

KYBメディカルサービスでは、検査結果をもとに専門チームが解析を行い、栄養状態や身体の状態を考えるためのレポートを作成します。レポートには、検査結果の見方や、食事・栄養補給等を実践する際の参考情報がまとめられています。

「自分の場合はどう考えればいいのだろう?」と思ったときは、検査で自分の状態を確認することも一つの方法です。

分子栄養療法ナビでは、KYBメディカルサービスの血液検査や栄養相談についてご案内しています。検査内容や費用、実際に受けるまでの流れをご確認いただいたうえで、ご検討ください。

KYBメディカルサービス資料
KYBメディカルサービス資料

当サイトは、株式会社KYBメディカルサービスと提携する
正規KYBメディカルパートナーです。
正規KYBメディカルパートナー番号:31303940

分子栄養学を、自分に合った形で続けるために
Orthonalize Membership KYB Rewards

Orthonalize Membership KYB Rewards

Orthonalize Membership KYB Rewards(オーソナライズ・メンバーシップ・KYBリワード)は、分子栄養学を学び、自分の状態を知り、自分に合った方法で実践・継続していくことを支える仕組みです。

KYBメディカルサービスの血液検査やケンビックス製品等を活用しながら、「人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせる」というオーソナライズの考え方に基づいて、日々の実践をサポートします。

【免責事項・情報の取り扱いについて】

本記事は、分子栄養学、栄養学、生化学、医学等に関する一般的な情報を提供し、ご自身の身体や健康について考えるための参考情報としてご利用いただくことを目的としています。

掲載内容は、個別の診断・治療・処方その他の医療行為を行うものではなく、医療専門職による診療に代わるものではありません。治療中の疾患がある方、医薬品を使用している方、症状や体調に不安がある方は、必要に応じて主治医や医療機関へご相談ください。

医学・栄養学の知見は継続的に更新されます。当サイトでは信頼できる資料を確認し、正確な情報提供に努めていますが、研究結果や個別事例がすべての方に同様に当てはまるものではありません。

株式会社オーソナライズは、ケンビックス製品の正規取扱い、およびKYBメディカルサービスが提供する血液検査・栄養関連サービス等の案内を行っています。記事内で当社取扱製品・サービスをご紹介する場合がありますが、一般的な学術情報と製品固有の情報を区別して掲載します。

詳しくは「免責事項」および「編集ポリシー」をご確認ください。掲載内容についてお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりお知らせください。

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