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オーソナライズとは?「分子栄養学をその人に合わせる」という考え方

オーソナライズとは?分子栄養学をその人に合わせて活かす考え方

分子栄養学や健康、栄養について学んでいると、

「これは身体に良いから、食べ続けた方がいい」
「もっときちんと食事を整えた方がいい」
「この栄養素も足りないかもしれない」

そんなふうに、「健康のために正しく実践すること」を頑張りすぎてしまうことがあります。もちろん、身体や栄養について正しく学び、基本に沿って実践することはとても大切です。

特に、まだ分子栄養学を学び始めたばかりの段階では、まず基本を知り、必要に応じて検査や専門家の力も借りながら、実際にやってみることから始まります。でも、学びと実践を続けていくうちに、少しずつ別の問いも生まれてきますよね。

「この方法を続けることは、自分の生活に本当に合っているだろうか?」
「これは今の自分にも必要なのだろうか?」
「そもそも、自分は何のために健康になりたいのだろうか?」

身体は一人ひとり違います。そして、身体だけでなく、仕事や家族、生活環境、好きなこと、大切にしたいこと、健康になった先でやりたいことも、人によって違います。分子栄養学の基本を学び、実践していると、「このやり方は自分には合わないな」と感じるところも出てきます。

だからこそ、ある程度基本を学び、実践してきた先では、「分子栄養学に自分を無理矢理合わせる」のではなく、「分子栄養学を自分にどう活かすか」という視点が大切になってきます。

このような考え方を、私たちは「オーソナライズ(Orthonalize)」と呼んでいます。

\この記事の解説動画はこちら/

目次

オーソナライズとは?

ナンナン

ねぇねぇ、オーソナライズって何❓
聞いたことが無いんだけど・・・💧

はる かおる

オーソナライズって言うのはね、自分に合わせて分子栄養学の実践をパーソナライズしていくことだよ

ナンナン

へぇーそうなんだ。
じゃあ、自分の好きなようにやって良いってこと❓❓

はる かおる

それもちょっと違うね💧
オーソナライズは、あくまで分子栄養学を土台に、「分子栄養学に自分を無理矢理合わせる」のではなく、「分子栄養学を自分にどう活かすか」が大事なんだ。このあたり、詳しく教えてあげるね。

オーソナライズとは、分子栄養学の知識や方法を、その人の身体・生活・目的・価値観などに合わせ、実践と振り返りを重ねながら、自分らしく選択できる状態と力を育てていく考え方のことです。

一言で表すなら、

人を分子栄養学に合わせるのではなく、
分子栄養学をその人に合わせる。

これが、オーソナライズの最も基本となる考え方になります。

オーソナライズの概念図|分子栄養学を身体・生活・目的・価値観などに合わせて活かす
オーソナライズとは、人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせるという考え方です

人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせる

では、人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせるとは具体的にどのようなことなのでしょうか?

インターネット上には、健康に関する様々な情報や、分子栄養学に関する情報が数多くあります。分子栄養学を学ぶと、身体の中で栄養素がどのように働いているのか、どのような栄養素が必要なのか、食事や生活習慣をどのように整えていけばよいのかなど、さまざまなことが見えてきます。

こうした基本を学び実践していくことはとても大切なことですが、学んだ内容をすべての人にまったく同じ形で当てはめればよい、というわけではありません。

例えば、栄養学的には望ましい食事であっても、その食事を準備するために毎日大きな負担がかかってしまう人もいます。

仕事の時間が不規則な方もいれば、家族と同じ食事を楽しむことを大切にしている方もいます。食事に使える時間や予算、運動量、睡眠、体調、そして「何のために健康になりたいのか」も、それぞれ違います。

自分の行動を分子栄養学に無理矢理当てはめて行動しようとすると、どうしてもこれらとのバランスが取れなくなってしまう人も多くなってしまいます。

そのため、分子栄養学を実践する際は、最終的にこのような「個体差」や「何を目的として健康を目指すのか?」を考慮していくことが大切です。

オーソナライズでは、栄養学的に何が望ましいかを考えるだけでなく、それを「この人の生活の中で、どう活かすか」まで考えていきます。

これは、栄養学的な基本を軽視するという意味ではありません。むしろ、基本をきちんと理解したうえで、「では、自分の場合はどうだろう?」と考えられるようになることが大切です。

身体だけでなく、その人の生活全体を見る

健康について考えるとき、どうしても血液検査の数値や栄養状態、食事内容など、「身体」に関する情報へ目が向きやすくなります。

もちろん、それらはとても重要な情報です。しかし、私たちが健康を目指すのは、健康そのものを目的にするためではありません。

仕事をしたり、家族や大切な人と過ごしたり、好きなことを楽しんだり、行ってみたい場所へ出かけたり。その人が望む人生をよりよく生きていくための土台として、健康があります。

オーソナライズではこれらの事を前提とし、身体の状態だけでなく、例えば次のようなことも一緒に考えます。

  • 身体:今、身体はどのような状態なのか
  • 生活:仕事や家庭、睡眠、食事環境に無理はないか
  • 目的:何のために健康になりたいのか
  • 価値観・楽しみ:自分が大切にしたいことは何か
  • 負担:時間・手間・費用・精神的な負担はどうか
  • 継続可能性:無理なく続けたり、必要に応じて調整したりできるか

もし、健康上より望ましい方法があったとしても、それによって日々の生活や大切なものが大きく損なわれてしまうのであれば、単純に「正しいから続ける」で終わらせず、別の方法や現実的な落としどころを考えることも必要です。

反対に、「自分はこれが好きだから」という理由だけで、安全性や身体の状態を無視することも、オーソナライズとは考えません。

オーソナライズとは、身体だけを見るのでも、気持ちだけを優先するのでもなく、分子栄養学の基本を土台にしながら、身体・生活・目的・価値観などを一緒に見て、「今の自分にとって、どのような選択ができるだろう?」と考えていく。これがオーソナライズの基本姿勢です。

オーソナライズが目指すのは、「健康の正解」に自分を合わせ続けることではありません。

まず基本を学び、実践し、自分自身について知っていく。その経験をもとに、自分に合った方法を考え、必要なときには専門家の力も借りながら、少しずつ「自分で選べる状態と力」を育てていく。分子栄養学の基本を取り入れながら、自分に合わせていくことが大切です。

ナンナン

なるほど。分子栄養学の情報を得て単にその通りに実践するんじゃなくて、そこから自分の目的合わせて調節していくんだね。

はる かおる

そうだね。分子栄養学的な正解が、その人にとって続けやすい、合っているとは限らないんだ。

なぜオーソナライズという考え方が必要なのか?

では、なぜ分子栄養学を実践していくうえで、オーソナライズという考え方が必要なのでしょうか? その理由の1つは、身体の状態も、生活環境も、健康になる目的も、一人ひとり違うからです。

同じ方法でも、すべての人が同じ結果になるわけではない

例えば、同じ食事をして、同じ量の栄養素を摂ったとしても、すべての人が同じように利用できるとは限りません。

食べたものを消化する力や、栄養素を吸収する状態、必要な場所へ運ぶ仕組み、身体の中で利用するための代謝など、栄養素が実際に働くまでにはさまざまな過程があります。

また、年齢や体格、運動量、睡眠、食事内容、生活リズムなどによっても、必要となる栄養や身体の状態は変わってきます。

つまり、「身体に入れた栄養」と「身体の中で実際に使える栄養」は、同じではありません。

お金に例えるなら、収入が増えることと、そのお金を必要なところへ適切に使えることが別なのと少し似ています。例えば、いくらお金が入ってきても、そのお金が実際に手元に来て使える状態でなければ意味がありませんよね。また、いくらお金が入ってきても、浪費してしまったら意味がありません。

栄養素も同じで、単に「たくさん摂ればよい」と考えるのではなく、身体の中でどのように消化・吸収され、他の栄養素と関わりながら利用されているのかまで考えていくことが大切です。

栄養は、1つの栄養素だけで完結して働いているわけではありません。さまざまな栄養素や身体の仕組みが互いに関わりながら働いています。だからこそ、分子栄養学では「何を摂るか」だけでなく、「その栄養を身体の中でどう使っていくか」という視点も大切になります。

「摂る」と「使える」は同じではない

分子栄養学を理解するうえで、もう1つ大切にしたいのが、「栄養素を摂ること」と「摂った栄養素を身体の中で使えること」は同じではないという考え方です。

例えば、食事やサプリメントからある栄養素を摂ったとしても、それがそのまま身体の中で利用されるわけではありません。

栄養素によって経路は異なりますが、食べたものが身体の中で利用されるまでには、消化や吸収、運搬、必要な形への変換、細胞や組織での利用、貯蔵や排泄など、さまざまな過程が関わっています。

栄養素を摂ることと身体で使えることの違い|消化・吸収・運搬・変換・利用の流れ

さらに、それぞれの過程には他の栄養素や酵素、臓器の働きなども関係しています。つまり、「不足している栄養素をたくさん摂れば、それだけで身体の中で使える量も増える」と単純に考えることはできません。

これは、お金に例えると少しイメージしやすくなります。収入が多いことと、そのお金を必要なところへ適切に使えることは別です。

同じように、栄養も「どのくらい身体に入れたか」だけでなく、「身体の中でどのように使われているか」まで考えることが大切です。

栄養は、「摂取量」だけを見ればよいものではありません。何を摂るかだけでなく、消化・吸収の状態や、他の栄養素との関係、身体の中で利用するための仕組みなども含めて考えることで、より自分の状態に合った方法を考えやすくなります。

だからこそ、同じ食品を食べ、同じサプリメントを摂っていても、すべての人が同じ結果になるとは限りません。

この違いを理解することが、単に「何を摂ればよいか」を考える段階から、「では、今の自分の場合はどうだろう?」と考えるための第一歩になります。

「健康に良い」と「今の自分に合っている」は同じとは限らない

もう1つ大切なのが、「一般的に健康に良いとされていること」と「その方法が今の自分に合っていること」は、必ずしも同じではないということです。

例えば、ある食事方法が栄養学的には望ましいものであったとしても、仕事や家庭の状況によっては、毎日その通りに実践することが大きな負担になることもあります。ある人には続けやすい方法でも、別の人には時間的・経済的な負担が大きいこともあります。

また、以前は自分に合っていた方法でも、加齢や生活環境の変化、妊娠・出産、運動量の変化、新たな健康上の問題などによって、見直したほうがよい場合もあります。

だからこそ、健康情報を知ったときには、

  • この情報には、どのような根拠があるのか?
  • どのような人を対象とした情報なのか?
  • 今の自分にも当てはまるのか?
  • 今の自分にとって、本当に必要なのか?

というところまで考えていくことが必要です。

つまり、「正しい情報を知ること」と、「その情報が今の自分に必要かどうかを判断すること」は、別の力なのです。

分子栄養学について学び、実践を重ねながら、この2つを少しずつ身につけていくことも、オーソナライズの1つです。

「自分に合わせる」とは、最初から自己流にすることではありません

ここまで読むと、

「人によって違うのであれば、自分が好きなように実践すればよいのでは?」

と思われるかもしれません。

しかし、オーソナライズでいう「自分に合わせる」ことと、「最初から自己流で行う」ことは違います。むしろ、オーソナライズを実践するためには、まず分子栄養学の基本を学び、実際に取り組んでみることが大切です。

オーソナライズは、まず分子栄養学の基本を知ることから始める

何も知らない状態では、「自分には何が合っているのか」を判断するための材料がありません。

例えば、ある栄養素についてインターネットで「身体に良い」という情報を見つけたとしても、その栄養素だけを見て判断することはできません。

栄養素は単独で働くものではなく、他の栄養素と関わりながら働いています。また、身体に取り入れることと、取り入れた栄養素を身体の中で利用することも別の問題です。

そのため、少なくとも、

  • 栄養素は単独ではなく、互いに関わりながら働いていること
  • 栄養素を身体に入れることと、身体の中で利用することは別であること
  • 得た情報が正しいかだけでなく、自分に必要な情報なのかを考えること

こうした基本的な考え方を身につけていくことが、自分で選択していくための土台として必要になります。

まずは基本に沿って実践してみる

そして、知識を学んだら、次は実際にやってみることが大切です。

血液検査を受けたり、医師などが解析した栄養レポートがある場合には、その内容を参考にしながら、まず基本的な食事や生活習慣、栄養補給などを実践していきます。

もちろん、消化吸収の状態や生活環境などを無視して、すべてを無理に行うという意味ではありません。当然、その人が実践しやすい形へ調整しながら進めていきます。

ただ、この段階では、まだ自分自身について十分な情報がそろっているとは言えません。

だからこそ、最初から「自分にはこれは必要ない」「自分はこの方法のほうが合っている」と決めてしまうのではなく、まず基本を理解し、実践してみる。その中で自分の身体や生活がどう変化するのかを見ていく。

この過程がとても重要です。

マニュアル通りに実践する段階から、自分で選ぶ段階へ

オーソナライズの考え方は、日本で古くから使われている「守破離(しゅはり)」という考え方にも少し似ています。守破離とは、茶道や武道などの修行における成長の3つの段階(守・破・離)を示す言葉です。

守破離の3つの段階

  • 守(しゅ): 師匠の教えや型を忠実に守り、基本を徹底的に身につける段階。
  • 破(は): 基本の型を身につけた上で、他の流派の良い点を取り入れたり、自分なりの工夫や応用を加えて型を発展させる段階。
  • 離(り): 師匠の型や流派から離れ、独自の新しい境地やスタイルを確立する段階。

まずは基本となる「型」を学び、その型に沿って実践する。実践を重ねながら、なぜその方法を行うのかを理解し、自分自身の反応にも気づいていく。

そして最終的には、基本を理解したうえで、今の自分にとって必要な方法を自分でも考え、選べるようになっていく。

ここで大切なのは、「守」から「破」、「破」から「離」へ進めば終わり、ということでもありません。身体も生活も、時間とともに変化します。

年齢を重ねたり、妊娠・出産を経験したり、新たな健康上の問題が起きたり、仕事や家庭環境が大きく変わったりすれば、以前の自分には合っていた方法が、今の自分に合わなくなってくる可能性もあります。

そんなときには、「もう自分は分かっているから」と以前の方法を続けるのではなく、必要に応じてもう一度基本に戻り、学び直す。

この循環を続けていくことが、オーソナライズにおける実践の基本です。

学ぶ → 実践する → 理解する → 自分に合わせる → 自分で選ぶ
そして、状況が変われば必要に応じてもう一度学ぶ。

自分に合わせる前に「自分で選べる状態」をつくる

そして、もう1つ大切にしたいことがあります。

それは、「今、自分がしたいと思っていること」が、必ずしも自分自身の価値観だけから生まれているとは限らないということです。

どういう事かというと、私たちの行動は、体調や疲労、睡眠、空腹、長年の習慣、生活環境など、さまざまなものから影響を受けています。

そのため、「これが好きだからやめたくない」と感じていることであっても、身体や生活を整えていくことで、その感じ方自体が変わってくることもあります。

例えば、筆者の場合、分子栄養学を実践する前は、寝る前にお菓子を食べることが止められませんでした。寝る前にアニメを見ながらお菓子を食べることで、そのあとぐっすり眠ることが出来たのです。

むしろ、寝る前にお菓子を食べないとお腹が空いて眠れないとも感じていました。今思えば、かなりの糖質依存体質だったかもしれません。

このような状態でしたが、分子栄養学を実践していくことでだんだんと甘いものを欲しなくなり、今では家でお菓子を食べることは殆ど無くなりました。本来の自分の状態は、そこまで甘い物やお菓子を欲する身体ではなかったのだなと改めて思います。

そして、甘いものを食べるときは、1つの楽しみやご褒美として、どこか旅行に出かけた際に、食べたことが無いスイーツを食べたり、大切な人とゆっくりと食事をしたりする時に限り、楽しんで食べるようにしています。

一方、一般的な分子栄養学では、糖質の摂りすぎは悪として、お菓子や甘いものなどを徹底的に避けるよう言われていることがあります。これはこれで一部の方には合うかもしれませんが、筆者には合いませんでした。健康のためにせっかくの機会を我慢したり、大切な人との時間を削っていくのは、自分の本当の目的ではないと気がついたのです。

それからは、友人との昼食で糖質の摂取が多かった日には、その日の夜に糖質を控えるようにしたり、運動量を多くしたり、逆に運動量が多いときはカタボリックが起こらないよう糖質をしっかり摂ったりするように心がけるようにしました。

また、その時々に応じて食物繊維やビタミンB群のサプリメントを増やす、プロテインの量を増やすなど、サプリメントもトータルで見て調節、実践するようになりました。こうすることで、自分にとって無理ない実践を行っています。

つまり、オーソナライズが目指しているのは、健康のために好きなことをすべて我慢できる人になることではありません。反対に、「好きだから」という理由だけで、何でもそのまま続けることでもありません。

分子栄養学の実践を通じて身体や生活を整えながら、栄養の過不足や依存、欲求など自分の選択を強く制限しているものに気づき、オーソナライズしながら「やること」も「やらないこと」も、自分で考えて選べる余地を増やしていく。

これが、オーソナライズで大切にしている「自分で選べる状態」です。

自分に合わせるためには、まず「自分で選べる状態」を育てていく。

オーソナライズの実践では、分子栄養学の基本的知識と実践が必要になります。そして、知識や経験を重ねながら、必要なときには専門家の力も借り、自分でも理解し、考え、選べるようになっていく。オーソナライズでは、この過程そのものを大切にしています。

ナンナン

なるほど。オーソナライズを実践するためには、まず分子栄養学の基本を抑えておく必要があるんだね

はる かおる

そうだね。まずは分子栄養学を学んで実践し、ある程度の知識をつけることが必要だよ。ここが出来て、はじめてオーソナライズに進めるんだ

オーソナライズの実践には段階がある

ここまでお伝えしてきたように、オーソナライズとは、最初からすべてを自分で判断し、自己流で実践することではありません。

分子栄養学についてまだ何も知らない状態から、いきなり「自分に合った方法を自分で選ぶ」ことは難しいためです。

まず基本を学び、実際にやってみる。実践する中で自分自身について知り、少しずつ「自分の場合はどうだろう?」と考えられるようになっていく。

そして、知識や経験が積み重なるにつれて、最終的には必要な情報や専門家を活用しながら、自分でも考え、選択できる状態を目指していきます。

オーソナライズの実践は、大きく次のような段階で考えることができます。

知る・学ぶ
↓
整える・実践する
↓
自分を知る・気づく
↓
自分に合わせる
↓
自分で考え、選ぶ
↓
健康を人生に活かす

オーソナライズの6STEP|知る・実践する・気づく・自分に合わせる・自分で選ぶ・健康を人生に活かす

STEP1|知る・学ぶ

最初の段階は、身体や栄養について基本を知ることです。

分子栄養学では、栄養素が身体の中でどのように働くのか、どのような栄養素同士が関わり合っているのか、食事や生活習慣が身体にどのような影響を与えるのかなどを学んでいきます。

ここで大切なのは、単に「この栄養素が良い」「この食品を食べれば良い」という知識だけを増やすことではありません。

例えば、

  • 栄養素は単独ではなく、互いに関わりながら働いていること
  • 栄養素を身体に取り入れることと、身体の中で利用できることは別であること
  • 健康情報が正しいかだけでなく、「今の自分に必要な情報か」を考えること

こうした基本的な考え方を少しずつ身につけていくことが、その後のオーソナライズの土台になります。

STEP2|整える・実践する

基本を学んだら、次は実際にやってみる段階です。

必要に応じて血液検査を受けたり、医師などが解析した栄養レポートを参考にしたりしながら、食事や生活習慣、栄養補給などを実践していきます。

この段階では、最初から細かく自分流に変えることよりも、まず基本となる考え方を理解し、その意味を確認しながら実践してみることが大切です。

もちろん、消化吸収の状態や生活リズム、仕事や家庭の状況などを無視するわけではありません。

無理なく実践できるように調整しながら、まずは「基本を実践したとき、自分の身体や生活がどう変わるのか」を経験してみる。その経験が、次の段階で自分自身を理解するための材料になります。

STEP3|自分を知る・気づく

実践を続けていくと、少しずつ「自分の場合」が見えてきます。

例えば、

  • 以前より疲れにくくなった
  • 食事に対する欲求が変わってきた
  • この方法は自分には続けやすい
  • これは体調には良さそうだけれど、生活上の負担が大きい
  • 思っていたほど変化がなかった

といったことです。

検査結果だけでなく、体調や生活、食事、睡眠、運動、気持ちの変化などを振り返ることで、自分の身体や生活の特徴が少しずつ見えてきます。

オーソナライズでは、この「自分自身について気づくこと」をとても大切にしています。

知識を増やすだけではなく、学んだことを通して「自分はこういう傾向があるんだ」と気づくことが、次の選択につながるからです。

STEP4|自分に合わせる

自分について少しずつ分かってきたら、ここから本格的に「自分に合わせる」という視点が重要になります。

今行っている方法について、

  • 今の身体の状態に合っているだろうか?
  • 生活に無理はないだろうか?
  • 何のために続けているのだろうか?
  • 時間や費用の負担は大きすぎないだろうか?
  • 自分が大切にしたいことを犠牲にしていないだろうか?
  • 今の方法をこのまま続ける必要があるだろうか?

と振り返っていきます。

そして、必要であれば方法を変えたり、減らしたり、別の方法へ置き換えたりしながら、今の自分にとって実践しやすい形へ整えていきます。

ここで大切なのは、「栄養学的に最も理想的な方法」に自分を合わせ続けることではありません。また、自分のやりやすいようにやるだけでもありません。

オーソナライズと単なるパーソナライズの違いは、「分子栄養学の基本が土台にあるか?」が最も異なる点です。

オーソナライズでは、分子栄養学の基本を土台にしながら、その方法を自分の身体や生活の中で、どのように活かしていくのかを考えることが大切です。

STEP5|自分で考え、選ぶ

学習と実践を重ね、自分自身についての理解も深まってくると、少しずつ「自分で選ぶ」ことができるようになります。

ここでいう「自分で選ぶ」とは、何でも自分だけで判断するという意味ではありません。

自分で理解できること、判断できることと、自分だけでは判断することが難しいことを区別し、必要なときには医師や専門家、検査などを適切に利用します。

そのうえで、

「先生に言われたから続ける」でも、
「嫌だからやめる」でもなく、

なぜ行うのか、自分にはどのようなメリットや負担があるのかを理解して、自分自身で「やる・やらない・続ける・減らす・増やす・変える」を選択できる状態を目指していきます。

オーソナライズにおける「自立」とは、何でも一人で判断できるようになることではありません。

自分自身を理解し、必要な情報や専門家を適切に活用しながら、自分でも考え、時と場合に応じて適切な選択と行動ができるようになることが大切です。

STEP6|健康を人生に活かす

そして、オーソナライズが最終的に大切にしているのは、「健康になること」そのものではありません。

体調が整い、自分自身について理解し、自分で選べるようになってきたとき、その健康を使って「自分は何をしたいのか?」を考えていきます。

仕事を楽しみたい人もいれば、家族との時間を大切にしたい人もいます。行ったことのない場所へ行ってみたい、知らなかった景色を見たい、食べたことのないものを食べてみたい、新しいことに挑戦したい。そんな楽しみもあるでしょう。

何を大切にしたいかは、一人ひとり違います。だからこそ、オーソナライズでは、健康のために生きるのではなく、よりよく生きるために健康を活かすことを大切にしています。

この6つのSTEPは、一度進めば終わりではありません

ここまで6つのSTEPに分けて説明しましたが、STEP1からSTEP6まで進めば、オーソナライズが完成するというわけではありません。

私たちの身体も生活も、時間とともに変化していきます。

加齢、妊娠・出産、新たな健康上の問題、仕事や家族環境の変化、運動量の変化などによって、以前の自分に合っていた方法が、今の自分には合わなくなることもあります。

そのようなときには、必要に応じてもう一度基本へ戻り、新しい状態について学び、実践し、また自分に合わせて調整していきます。

知る・学ぶ → 実践する → 気づく → 自分に合わせる → 選ぶ
そして、状況が変わればまた学び直す。

この循環を、そのときの状況や自分に合わせて何度も繰り返していくことが、オーソナライズの実践です。

一度「自立したら終わり」なのではなく、変化したときに必要なことを学び直し、また自分で選び直せることも、自立の一部だと考えています。

ナンナン

健康のために生きるのではなく、よりよく生きるために健康を活かす、か・・・。確かに、今まで健康を目指すあまり健康以外のことが疎かになってたかも・・・

はる かおる

分子栄養学は、一度学んだことをずっと続ければ良いというものではないんだ。その時々の状態や、自分の目的に合わせて、変化させていくことが大切だよ。

自分に合わせるときに考える7つの判断軸

では、オーソナライズの実践として実際に分子栄養学を自分に合わせていくときには、何を基準に考えればよいのでしょうか?

オーソナライズでは、1つの要素だけで判断するのではなく、いくつかの視点から総合的に考えることを重視しています。

現時点では、大きく次の7つを判断軸として考えています。

  • ① 科学・安全性:その方法にはどの程度の根拠があり、安全上の問題はないか
  • ② 身体:今の自分の身体の状態に合っているか
  • ③ 目的:何のためにその方法を行うのか
  • ④ 生活:仕事や家庭、睡眠、食事環境などに無理なく取り入れられるか
  • ⑤ 価値観・楽しみ:自分が大切にしたいことや楽しみを過度に損なわないか
  • ⑥ 負担:時間・手間・費用・精神的な負担は許容できるか
  • ⑦ 継続・調整可能性:無理なく続けられ、必要に応じて方法を変えられるか
オーソナライズの7つの判断軸|科学・安全性、身体、生活、目的、価値観、負担、継続・調整可能性

これらは、どれか1つだけを見ればよいというものではありません。

「身体に良いから続ける」「好きだから続ける」「安いから選ぶ」など、1つの理由だけで決めるのではなく、複数の視点から今の自分にとってどうなのかを考えていくことが重要です。

① 科学・安全性|まず「安全に選べる範囲」を確認する

最初に確認したいのが、科学的な根拠と安全性です。

どれだけ自分がやってみたい方法であっても、安全上大きな問題がある場合や、現在の治療・薬との関係で注意が必要な場合には、まずその点を確認する必要があります。

また、「科学的に正しい」と紹介されている情報でも、研究の対象者や条件、研究方法によって、どこまで自分に当てはめられるかは変わります。

そのため、

  • その情報には、どの程度の根拠があるのか
  • どのような人を対象にした情報なのか
  • 自分の状態で注意すべきことはないか
  • 自分だけで判断してよい内容なのか

といったことを確認します。

ここで大切なのは、7つの判断軸をすべて同じ重さで点数化するわけではないということです。

もし、安全上重大な問題がある場合、その方法を「楽しそうだから」「続けやすいから」といった理由で相殺することはできません。

まず科学や安全性を確認し、「安全に選択できる範囲」を考える。そのうえで、身体・生活・目的・価値観などを見ながら、自分に合った方法を考えていきます。

② 身体|今の自分の状態に合っているか

次に考えるのが、今の自分の身体の状態です。同じ人であっても、身体の状態はずっと同じではありません。

体調が良いときと悪いとき、運動量が多いときと少ないとき、年齢を重ねたとき、妊娠・出産を経験したときなど、その時々で身体の状態は変化します。

以前は合っていた方法が、今の自分にもそのまま合うとは限りません。

そのため、検査結果や体調、食事、睡眠、運動、消化吸収の状態なども参考にしながら、「今の自分には何が必要なのか?」を考えていきます。

③ 目的|何のために行うのか

健康づくりを続けていると、いつの間にか「何のためにやっているのか」が分からなくなってしまうことがあります。

食事を整えること、サプリメントを摂ること、検査を受けること自体が目的になってしまうこともあります。

そこで一度、

「自分は何のためにこれをしているのだろう?」

と振り返ることが大切です。

疲れにくくなって仕事を続けたいのか、家族と元気に過ごしたいのか、趣味や旅行を楽しみたいのか、将来のために身体を整えたいのか。目的が違えば、何を優先するかも変わります。

健康づくりの方法を選ぶ前に、「何のための健康なのか」を確認することが大切です。

④ 生活|日々の暮らしの中で実践できるか

どれだけ良い方法でも、実際の生活の中で実践できなければ続けることは難しくなります。

例えば、

  • 仕事の開始・終了時間
  • 夜勤や交代勤務の有無
  • 家族との食事
  • 自炊に使える時間
  • 外食の頻度
  • 睡眠時間や生活リズム

などによって、実践しやすい方法は変わります。

理想的な方法に生活を無理やり合わせ続けるのではなく、今の生活の中でどのように実践すればよいかを考えることもオーソナライズです。

⑤ 価値観・楽しみ|自分が大切にしたいことは何か

健康にとって望ましいことだけを考えていくと、食事や生活の中から「楽しみ」が少しずつ減ってしまうことがあります。

でも、人が大切にしているものは健康だけではありません。家族との食事を大切にしたい人もいれば、旅行先でその土地の料理を楽しみたい人、友人との外食を楽しみたい人もいます。

趣味や仕事、家族との時間、新しい経験など、その人が「どう生きたいか」も健康づくりを考えるうえで大切な要素です。

だからといって、「楽しいから何をしてもよい」という意味ではありません。科学や安全性、身体の状態を踏まえたうえで、自分にとって大切なものを必要以上に失わずに分子栄養学を実践できる方法はないかを考えていきます。

⑥ 負担|時間・手間・費用・気持ちに無理はないか

健康づくりには、さまざまな負担が伴います。食事を準備する時間、サプリメントや食材にかかる費用、毎日の記録、検査、運動に使う時間などです。

また、目に見える負担だけでなく、

「これを食べてはいけない」
「もっと健康的にしなければ」
「ちゃんと続けなければ」

という精神的な負担が大きくなってしまうこともあります。

そのため、健康上のメリットだけを見るのではなく、その方法によって生じる負担と、得られるもののバランスも考えます。

すべての負担をなくすことはできませんが、負担が大きすぎるのであれば、別の方法を探したり、優先順位を見直したりすることも大切です。

⑦ 継続・調整可能性|続けられるか、そして変えられるか

最後に考えるのが、継続できるか、そして必要なときに調整できるかということです。

健康づくりでは、短期間だけ頑張るよりも、必要なことを無理なく続けられる方が大切な場合があります。ただし、「続けること」そのものが目的になるわけでもありません。

実践してみて、身体や生活に変化があれば、

  • そのまま続ける
  • 量や頻度を変える
  • 別の方法へ変える
  • 一度やめて様子を見る
  • もう一度専門家へ相談する

といった選択肢があります。

「一度始めたから続けなければならない」と考えるのではなく、結果を見ながら必要に応じて選び直していくことも大切です。

7つの判断軸は「正解を出すための点数表」ではない

ここまで7つの判断軸をご紹介しましたが、これらを使えば機械的に「正解」が決まるわけではありません。

例えば、

「身体には良さそうだけれど、今の生活では負担が大きい」ということもあれば、「多少手間はかかるけれど、自分の目的を考えると今は優先したい」ということもあります。

何を優先するかは、その人の状態や目的、その時期によって変わります。あくまで、7つの判断軸は、「正解を決めてもらうためのもの」ではなく、自分で考えるための問いです。

科学や安全性を土台にしながら、身体・目的・生活・価値観・負担・継続可能性を一緒に見て、「今の自分なら、どの選択をしたいだろう?」と考えるために使います。

そして、今選んだ方法が、この先もずっと同じとは限りません。身体や生活が変われば、7つの判断軸を使ってもう一度考え直し、その時の自分に合った方法を選び直していきます。

その時々の状況や状態に応じて、適切な選択を選べるようになる。オーソナライズの実践ではこのような考え方が重要です。

ナンナン

たしかに、今やってることが自分にとって本当に必要なのか、ちゃんと説明出来ないかも・・・💧

はる かおる

健康になるために、ただ漠然と「健康に良い」と言われていることを実践している傾向があるね。でも、それだと本来の目的を見失ってしまうことにも繋がってしまうんだ。そうならないように、見直していくことが大事だよ

オーソナライズで大切にする「気づき・探究・自立」

オーソナライズでは、分子栄養学の知識を身につけたり、健康的な生活を実践したりすることだけを目的としているわけではありません。

学びや実践を通して、自分自身に気づき、なぜそうなるのかを探究し、少しずつ自分で考えて選べるようになることを大切にしています。

そのために大切にしているのが、次の3つです。

  • 気づき:知識だけでなく、自分自身について気づくこと
  • 探究:「なぜだろう?」と考え、理解を深めていくこと
  • 自立:必要な情報や専門家を活用しながら、自分でも考え、選べるようになること

気づき|知識を「自分のこと」として捉える

分子栄養学を学んでいると、これまで知らなかった身体の仕組みや、栄養素の働きを知る機会がたくさんあります。

「こんな仕組みになっていたんだ」
「この栄養素は、こんなところにも関わっているんだ」

こうした知識との出会いも、大切な「気づき」です。でも、オーソナライズでさらに大切にしたいのは、そこからもう一歩進んだ「自分自身についての気づき」です。

例えば、学んだことや検査結果、日々の体調を振り返ることで、

  • 自分はこういうときに体調を崩しやすい
  • この生活習慣が思っていた以上に身体へ影響していた
  • 以前は必要だと思っていたけれど、今はそうでもないかもしれない
  • 自分が本当に大切にしたいことは別にあった

といったことが見えてくることがあります。

「知らなかったことを知る」だけでなく、「自分はこうなんだ」と気づく。

この気づきが、自分に合った方法を考えるための出発点になります。

探究|「正解を覚える」から「なぜだろう?」へ

健康や栄養について学んでいると、どうしても「結局、何をすれば正解なの?」と答えを求めたくなることがあります。

もちろん、基本となる知識や、安全のために守るべきことはあります。一方で、人の身体や生活は複雑で、すべてのことに一つの答えがあるとは限りません。

そこで大切になるのが、「なぜだろう?」と考える姿勢です。

例えば、

  • なぜこの栄養素が必要なのだろう?
  • なぜ同じ方法でも、人によって反応が違うのだろう?
  • なぜ自分はこの方法を続けているのだろう?
  • なぜ以前はうまくいったのに、今は合わなくなったのだろう?

と問いを持ち、必要な情報を調べたり、自分の状態を振り返ったりしながら理解を深めていきます。

探究とは、いつまでも答えを出さずに迷い続けることではありません。今ある情報の中で一度選び、実践してみる。そして結果を見ながら、必要であればまた考える。

この繰り返しによって、自分自身への理解も少しずつ深まっていきます。

分子栄養学を「正解集」として覚えるのではなく、自分の身体を理解するための道具として使っていく。

これが、オーソナライズで大切にしている「探究」の姿勢です。

自立|何でも一人で判断することではない

そして、気づきと探究を重ねた先にあるのが「自立」です。

ただし、オーソナライズで考える自立は、「すべてを自分一人で判断できるようになること」ではありません。身体や健康については、自分だけでは判断できないこともたくさんあります。

病気の診断や治療が必要なこともあれば、検査がなければ分からないこと、医師や専門家の知識を借りたほうがよいこともあります。

大切なのは、

  • 自分で考えられることは、自分でも考える
  • 分からないことは、分からないと認識する
  • 必要なときには、検査や専門家を利用する
  • 得られた情報を理解し、自分の生活や目的と照らして考える
  • 最終的に、自分がどうしたいかを自分でも考えて選ぶ

ということです。

「専門家に頼らないこと」が自立なのではなく、「必要なときに、必要な人や情報を適切に使えること」も自立の一部です。

また、自分で選んだ方法であっても、新しい情報が得られたり、身体や生活が変わったりすれば、選び直して構いません。むしろ、以前の判断にこだわらず、必要に応じてもう一度学び、考え、選び直せることも大切です。

「気づき・探究・自立」は、つながっている

この3つは、それぞれ独立しているわけではありません。まず、学びや実践を通して「気づく」。その気づきに対して、「なぜだろう?」と探究する。

そして、少しずつ自分への理解が深まり、必要な情報や専門家を活用しながら、自分でも考えて選べるようになる。

気づく
↓
「なぜ?」と探究する
↓
理解が深まる
↓
自分で考え、選べるようになる

そして、実践した結果からまた新しい気づきが生まれます。

この循環を何度も繰り返しながら、自分自身への理解と、自分で選ぶ力を少しずつ育てていく。自分自身について気づき、必要なことを学び、必要な人や情報を活用しながら、そのときの自分にとって納得できる選択ができるようになることを大切にしています。

健康のために生きるのではなく、よりよく生きるために健康を活かす

もう一つ、オーソナライズで大切にしている考え方の1つに、「健康のために生きるのではなく、よりよく生きるために健康を活かす」というものがあります。

健康は、私たちがやりたいことをしたり、大切な人と過ごしたり、自分らしく生活したりするための、とても大切な土台です。だからこそ、食事を整えたり、運動したり、必要に応じて検査を受けたり、栄養を補ったりすることには大きな意味があります。

一方で、健康について学び、実践することに一生懸命になるほど、いつの間にか「健康になること自体」が目的になってしまうことがあります。

本来は、よりよく生きるために始めた健康づくりだったはずなのに、気がつけば健康のことばかり考え、毎日の楽しみや大切なものが少しずつ失われている。

もしそうなっているのであれば、一度立ち止まって、「自分は何のために健康になりたいのだろう?」と振り返ってみることが大切です。

健康のために、大切なものを犠牲にしすぎていないか

健康を維持したり、体調を整えたり、分子栄養学をはじめたばかりの段階では、ときには食事や生活習慣を変えたり、これまで楽しんでいたことを少し控えたりする必要があるかもしれません。

そうした選択そのものが悪いわけではありません。大切なのは、何を得るために、何を負担しているのかを理解したうえで選ぶことです。

例えば、健康のために食事を厳しく管理することで体調が整っている一方で、家族との食事が苦痛になったり、友人との外食をすべて断るようになったり、旅行先でも食べることへの不安が強くなったりすることがあります。

その方法が今の自分にとって本当に必要なのであれば、一定期間その負担を受け入れるという選択もあります。

でも、身体の状態が変わってきたのであれば、以前と同じ制限をずっと続ける必要があるのか、一度立ち止まって見直してみましょう。

「健康上望ましいか?」だけでなく、「その方法によって、自分の人生全体はどうなっているだろう?」と考えてみる。

これも、オーソナライズを実践する上での大切な視点です。

「食べないこと」ではなく、「自分で選べること」を目指す

例えば、お菓子や外食について考えてみても、オーソナライズの目的は「一生食べない人になること」ではありません。

体調や生活習慣などの影響で、「食べたくて仕方がない」「食べないと落ち着かない」と感じている状態と、身体や生活が整ったうえで、「今日はこれを楽しみたいから食べる」と自分で選んでいる状態では、同じように食べていても意味が違います。

健康づくりによって目指したいのは、禁止するものを増やすことではなく、自分の選択肢を増やすことです。

食べてもよいし、食べなくてもよい。

休んでもよいし、身体を動かしてもよい。

必要なときにはしっかり取り組み、必要性が低くなれば少し力を抜くこともできる。身体や生活に振り回されるのではなく、そのときの自分が大切にしたいことに合わせて選べる範囲を広げていく。

そのために健康を整えていく、という考え方です。

健康になった先で、何をしたいのか?

健康づくりについて考えるとき、つい「何を食べるか」「何を摂るか」「何を避けるか」といった方法に目が向きやすくなります。

でも、オーソナライズでは、そのもう一歩先にある問いも大切にします。

「健康になったら、自分は何をしたいのだろう?」

元気に仕事を続けたい。
家族や大切な人との時間を楽しみたい。
行ったことのない場所へ行ってみたい。
見たことのない景色を見たい。
食べたことのないものを食べてみたい。
趣味を続けたい、新しいことを学びたい、挑戦してみたいことがある。

その答えは、人によって違っていて当然です。

そして、人生の中でその答えが変わっていくこともあります。だからこそ、健康づくりの方法だけでなく、「自分はどんなふうに生きたいのか」にも目を向けていきます。

健康は、人生のゴールではなく、
自分が望む人生を生きるための土台。

健康は人生の目的ではなく、旅行・家族・仕事・趣味・学びなどを楽しむための土台

「健康に良いから」だけで選ばなくてもよい

オーソナライズでは、すべての選択について「どちらが健康に良いか」だけで決める必要はないと考えています。

もちろん、安全上大きな問題がある場合や、治療上避ける必要があることについては、健康や安全を優先しなければならない場面があります。

一方で、安全性を確認したうえで複数の選択肢があるのであれば、

  • 今日は家族との時間を優先する
  • 旅行中はその土地の食事を楽しむ
  • 仕事が忙しい時期は、完璧な食事より続けやすい方法を選ぶ
  • 今は体調を整えることを優先して、一時的に制限を増やす

といった選択もあります。

大切なのは、その選択を無意識に行うのではなく、メリットや負担を理解したうえで、「今の自分はこれを選ぶ」と決められることです。

例えば、夏休みなどで子育てが一時的に忙しくなる時期もあります。家族で旅行に出かけたり、外食に出かけたりする機会も増えるかもしれません。

このような時でも、いつも栄養学的に最も理想的な方法を選ばなければならないわけではありません。そんな事をしていたら、家族と過ごす時間が減ったり、食事を準備したりする労力が増えたりしてしまいます。

これでは、いつも全力で走ることになって疲れてしまいますよね。健康を目的とするあまり、大切なものが犠牲になってしまいます。

反対に、「人生を楽しむためだから」と、身体や安全性をまったく考えなくてよいわけでもありません。その両方を見ながら、自分にとって納得できる選択を探していく。

これが、オーソナライズで考える「健康を活かす」ということです。

健康のために人生があるのではなく、人生のために健康があります。

自分を知り、自分で選び、健康をつくる。そして、その健康を使って、自分が望む人生をよりよく生きていく。それが、オーソナライズが目指している健康のあり方です。

ナンナン

なるほど、自分の目的に合わせて、今はこれが大切だからこれを優先する、見たいに選べるようになることが大事なんだね。

はる かおる

そうだね。健康に悪いから友人との食事を断るのではなく、友人との食事を楽しみつつ、「足りない栄養はサプリメントで補おう」みたいに選べるようになることが大切だよ

オーソナライズは、一度完成したら終わりではありません

ここまで、分子栄養学を学び、実践し、自分自身について知りながら、少しずつ自分に合った方法を選べるようになるという流れをご紹介してきました。

では、一度「自分に合った方法」が見つかれば、その方法をずっと続ければよいのでしょうか?

オーソナライズでは、そうは考えていません。自分に合った方法は、一度見つけたら固定されるものではなく、身体や生活の変化に合わせて見直していのだと考えています。

身体も生活も、ずっと同じではない

私たちの身体は、時間とともに変化していきます。妊娠や出産、新たな健康上の問題、運動量の変化、仕事や家庭環境の変化、睡眠時間の変化などによっても、身体や生活の状態は大きく変わることがあります。

例えば、以前は仕事が忙しく、食事を整えることが難しかった人でも、生活環境が変われば別の方法を選べるようになるかもしれません。

反対に、以前は無理なくできていた方法が、今の生活では大きな負担になることもあります。

つまり、「以前の自分に合っていた」ということと、「今の自分にも合っている」ということは同じではありません。

目的が変われば、健康づくりの優先順位も変わる

変わるのは身体や生活だけではありません。「何のために健康になりたいのか」という目的も、人生の中で変化していきます。

ある時期には、仕事を続けるために体調を整えることが最優先かもしれません。別の時期には、妊娠や出産に向けて身体を整えることが大切になるかもしれません。

そして、さらに時間が経てば、趣味や旅行を楽しむこと、家族との時間を大切にすること、年齢を重ねても自分らしく生活することなど、優先したいことが変わっていくこともあります。

目的が変われば、健康づくりにかける時間や費用、努力の配分も変わって当然です。健康づくりの方法だけでなく、「何を大切にしたいのか」も定期的に見直していく。

これも、オーソナライズの大切な実践です。

うまくいっている方法も、ときどき振り返ってみる

一度うまくいった方法は、そのまま続けたくなるものです。特に、以前つらかった体調が改善した経験があると、

「この方法のおかげで良くなったのだから、ずっと続けなければ」

と感じることもあるかもしれません。

もちろん、今も必要で、自分に合っているのであれば続けることも1つの選択肢です。ただ、以前必要だったことが、身体の状態が変わった今も同じ程度必要とは限りません。

そこで、ときどき次のように振り返ってみます。

  • これは今も自分に必要だろうか?
  • 始めたときと身体の状態は変わっていないだろうか?
  • 今の目的にも合っているだろうか?
  • 負担に対して得られているものは見合っているだろうか?
  • 続ける・減らす・増やす・変える・やめるという選択肢はないだろうか?

こうした問いを持つことで、過去の成功体験に縛られず、今の自分に合った方法を考え直すことができます。

「戻ること」も前に進むことの一部

新しい健康上の問題が起きたり、これまで経験したことのない状況になったりすると、自分だけでは判断できなくなることがあります。そんなとき、以前は自分で判断できていたからといって、無理に自己判断を続ける必要はありません。

もう一度基本を学ぶ。
検査を受けてみる。
医師や専門家に相談する。

そして、新しい自分の状態について理解していく。分からなくなったときに基本へ戻れることも、自分で選ぶ力の1つです。

オーソナライズにおける自立は、一度「離」に進んだら二度と「守」に戻らないことではありません。必要なときには何度でも学び直し、新しい状況に合わせて、また守・破・離を繰り返していきます。

学ぶ → 実践する → 気づく → 考える → 選ぶ → 振り返る → 調整する
そして、変化すればまた学ぶ。

オーソナライズとは、この循環を一度だけ行うことではなく、身体や生活、人生の変化に合わせながら続けていくものです。

「自分に合った正解」を一度見つけることがゴールではありません。変化する自分を知り、そのときの自分に必要なことを考え、必要であれば選び直していく。その力を少しずつ育てていくことを、オーソナライズでは大切にしています。

では、何から始めればよい?

ここまで読んで、「オーソナライズという考え方は分かったけれど、自分は何から始めればよいのだろう?」と思った方もいるかもしれません。

始める場所は、分子栄養学についてどのくらい学んできたのか、これまでどのような実践をしてきたのかによって変わります。

最初からすべてを自分に合わせようとする必要はありません。今の自分がどの段階にいるのかを確認し、その段階で必要なことから始めてみましょう。

分子栄養学をまだよく知らない方|まずは基本を知る

分子栄養学についてまだほとんど知らない場合は、まず身体と栄養について基本を学ぶことから始めます。

いきなり「自分には何が必要だろう?」と考えるよりも、まずは栄養素が身体の中でどのように働いているのか、食事や生活習慣が身体とどのように関係しているのかを知っていきます。この段階では、細かな知識をすべて覚える必要はありません。

例えば、

  • 栄養素は単独ではなく、互いに関わりながら働いている
  • 食べたり摂ったりした栄養が、そのまますべて身体で使えるわけではない
  • 人によって身体や生活の状態は違う
  • 健康情報には、当てはまる条件や限界がある

といった基本的な考え方を少しずつ理解していけば十分です。

まずは「身体ってこういう仕組みなんだ」「栄養って思っていたより複雑なんだ」と知るところから始めてみてください。

分子栄養学を学び始めた方|自分の状態を知ってみる

ある程度基本を学んできたら、次は「自分の場合はどうなっているのだろう?」という視点を持ってみます。

普段の食事、睡眠、運動、体調、生活リズムなどを振り返るだけでも、自分自身について分かることがあります。必要に応じて、血液検査などの客観的な情報を利用することも、自分の身体を知る方法の1つです。

ただし、検査を受ければすべての答えが分かるわけではありません。

検査結果だけでなく、日々の体調や生活、食事なども合わせて見ながら、自分自身についての情報を少しずつ集めていきます。

検査は「正解を教えてもらうためのもの」というより、自分を知るための材料の1つです。数値だけを見るのではなく、自分の身体や生活について考えるきっかけとして活用していきましょう。

これから実践する方|まず基本に沿ってやってみる

自分の状態について少しずつ分かってきたら、学んだことを実際の生活の中で試していきます。

この段階では、最初から細かく自己流に変えることよりも、まず基本となる方法を理解しながら実践してみることが大切です。

検査を受け、医師などが解析した栄養レポートがある場合には、その内容を参考にしながら、食事や生活習慣、栄養補給などに取り組んでいきます。もちろん、すべてを無理に行う必要はありません。

消化吸収の状態や生活リズム、仕事や家庭の状況なども考えながら、実践できる形に調整していきます。そして大切なのは、「できた・できなかった」だけで評価しないことです。

実践してみて、

  • 身体の調子はどう変わったか
  • 食事や生活はどう変わったか
  • 続けやすかったか
  • どのようなことが負担になったか

なども一緒に見ていきます。

この経験が、その後に自分へ合わせていくための大切な材料になります。

すでに実践している方|一度、今の方法を振り返ってみる

分子栄養学をある程度の期間実践している方は、一度「今行っていること」を振り返ってみるところから始めてもよいでしょう。

例えば、

  • 今も始めた頃と同じ目的で続けているだろうか?
  • 身体の状態は変わっていないだろうか?
  • 何となく習慣で続けていることはないだろうか?
  • 食事や生活に無理が出ていないだろうか?
  • 健康のために、大切なものを犠牲にしすぎていないだろうか?

と問いかけてみます。

以前は必要だった方法が今も必要とは限りませんし、反対に、以前よりも力を入れたほうがよいことが見つかるかもしれません。

「今まで続けてきたから続ける」のではなく、「今の自分にも必要だから続ける」へ。この違いが、自分で考え、選ぶことにつながっていきます。

自分で調整できるようになってきた方|必要に応じて学び直す

長く実践し、自分の身体や生活について理解が深まってくると、自分で調整できることも増えてきます。ただし、どれだけ経験を積んでも、すべてを自分だけで判断できるわけではありません。

これまで経験したことのない体調の変化や、新しい健康上の問題、妊娠・出産、加齢など、状況が大きく変わったときには、もう一度基本から学び直す必要があることもあります。

そんなときには、「自分はもう分かっているから大丈夫」と考えるのではなく、必要に応じて検査を利用したり、医師や専門家へ相談したり、新しい情報を学んだりします。

自分で判断することと、自分では判断できないことを見分けられることも、自立の大切な一部です。

今の自分に必要なところから始めればOK

オーソナライズには段階がありますが、すべての人がまったく同じ順番、同じ速度で進む必要はありません。

まだ基本を知らないのであれば、まず学ぶ。学んでいるけれど自分のことが分からないのであれば、自分を知る。実践を始めたばかりなら、まずやってみる。長く続けているのであれば、一度振り返ってみる。

そして新しい問題に出会ったら、必要に応じてもう一度基本へ戻る。

大切なのは、早く「自分でできる人」になることではありません。今の自分に必要なことを知り、必要なところから一つずつ取り組んでいくこと。そして、分からないときには必要な人や情報を頼りながら、少しずつ自分で考えられる範囲を広げていくことが大切です。

オーソナライズに「ここまでできれば完成」というゴールはありません。今の自分を知り、今の自分に必要なことを選び、また変化したら選び直していく。まずは、今の自分がどこにいるのかを知るところから始めてみましょう。

ナンナン

自分の状態や目的の変化に応じて、分子栄養学の取り組み方も飼えていくことが重要なんだね

はる かおる

そうだね。一度学んだことがずっと自分に合う方とは限らないからね。自分や環境の変化に応じて、見直していくことがオーソナライズでは重要なんだ

まとめ|分子栄養学を「自分のために使える知識」へ

この記事では、オーソナライズとはどのような考え方なのか、その基本をご紹介してきました。

オーソナライズの出発点は、

人を分子栄養学に合わせるのではなく、
分子栄養学をその人に合わせる。

という考え方です。

ただし、「自分に合わせる」というのは、分子栄養学の基本を無視して、最初から好きなように実践することではありません。

まずは身体や栄養について学び、基本に沿って実践してみる。実践する中で、自分の身体や生活について少しずつ知っていく。

そして、なぜその方法を行うのかを理解しながら、今の自分に必要なことを考え、自分に合った形へ調整していきます。

  • まず基本を知り、学ぶ
  • 実際にやってみる
  • 自分自身について気づく
  • 「なぜだろう?」と考え、理解を深める
  • 自分の身体・生活・目的・価値観などに合わせて調整する
  • 必要な情報や専門家を活用しながら、自分でも考えて選ぶ
  • その健康を、自分が望む人生のために活かす

こうした過程を少しずつ積み重ねていくことが、オーソナライズの実践です。そして、その過程は一度進めば終わりではありません。

身体の状態も、生活も、環境も、人生で大切にしたいことも変わっていきます。状況が変われば、もう一度学び、実践し、振り返り、そのときの自分に合わせて選び直していきます。

オーソナライズが目指しているのは、「自分に合った唯一の正解」を見つけることではありません。変化する自分を知り、そのときに必要なことを考え、選び、また必要になれば選び直せる力を育てていくことです。

「健康について詳しい人」になることがゴールではない

分子栄養学を学び始めると、たくさんの知識に出会います。栄養素の働き、検査値、食事、サプリメント、運動、睡眠など、知れば知るほど新しい疑問も出てきます。もちろん、知識を増やすことは大切です。

でも、オーソナライズが目指しているのは、健康や栄養について何でも知っている人になることではありません。

大切なのは、得た知識をそのまま自分に当てはめるのではなく、

「これは自分に必要だろうか?」
「今の自分にはどう活かせるだろう?」
「分からないところは、誰に相談すればよいだろう?」

と考えられるようになることです。つまり、分子栄養学を単なる「知っている知識」から、「自分のために使える知識」へ変えていくことが大切です。

自分を知り、自分で選び、健康をつくる

オーソナライズでは、「気づき・探究・自立」を大切にしています。

学ぶことで、知らなかったことに気づく。
実践することで、自分自身について気づく。
その気づきから「なぜだろう?」と考え、必要なことを学び、理解を深めていく。

そして、必要なときには検査や医師、専門家などの力も借りながら、自分でも考え、選べるようになっていく。

その先にあるのが、

自分を知り、自分で選び、健康をつくる。

という考え方です。

そして、健康をつくること自体が最終的な目的ではありません。その健康を使って、大切な人と過ごしたり、仕事や趣味を楽しんだり、行ってみたい場所へ行ったり、新しいことに挑戦したりする。

何をしたいのか、何を大切にしたいのかは、人それぞれ違います。

健康のために生きるのではなく、よりよく生きるために健康を活かす。

分子栄養学を、その人の身体や生活、目的、価値観に合わせながら、自分の人生に活かしていく。それが、私たちが考える「オーソナライズ」です。

この「オーソナライズ」のカテゴリーでは、これから自分を知ること、健康情報を理解すること、自分に合わせて考えること、実践して振り返ること、そして自分で選び健康を活かしていくことについて、1つずつ詳しく解説していきます。

まずは、今の自分がどこにいるのかを知り、自分に必要なところから少しずつ学んでみてください。

分子栄養学を「自分に合わせる」ために、まず自分を知る。
オーソモレキュラー療法の血液検査・栄養相談のご案内

KYBメディカルレポートのイメージ
KYBメディカルレポートのイメージ

分子栄養学では、「一般的には何が良いのか」を知るだけでなく、「自分の身体では今、何が起きているのか」を知ることも大切です。

同じような食生活や症状であっても、栄養状態、血糖代謝、炎症、消化・吸収、身体活動、生活習慣などの背景は人によって異なります。

そのため、「鉄が気になるから鉄を摂る」「疲れているからビタミンBを増やす」というように、症状と栄養素を単純に結びつけるだけでは、その人に合った実践にならないことがあります。

検査は「答え」ではなく、自分を知るための材料です

KYBメディカルサービスのK01初診スクリーニングでは、血液・尿・唾液を用いた69項目の検査から、タンパク質、糖代謝、脂質、血球、炎症、各種酵素、ミネラル、腎・尿関連項目など、身体を考えるためのさまざまな情報を確認します。

必要に応じて、甲状腺、糖代謝、骨代謝、胃腸機能、脂肪酸、酸化脂質などに関連するオプション検査を組み合わせることもできます。

ただし、検査値だけで身体のすべてが分かるわけではありません。食事、運動、睡眠、ストレス、服薬、生活環境なども含めて考えることで、検査結果をより実践に活かしやすくなります。

人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせる

検査結果が分かったからといって、全員が同じ食事・運動・サプリメントを実践するわけではありません。

大切なのは、検査で得られた情報を、その人の身体・生活・目的・価値観に合わせて活用することです。

例えば、運動不足が身体の状態に関係しているのであれば、栄養素を補うことだけでなく、無理なく運動を取り入れる方法を考える必要があります。そして、運動を行うためのエネルギーや、筋肉・身体づくりを支える栄養を整えていく。

このように、何のために健康になりたいのかを考え、その目的を実現するために分子栄養学を活用することを、私たちは大切にしています。

KYBメディカルサービスでは、検査結果をもとに専門チームが解析を行い、栄養状態や身体の状態を考えるためのレポートを作成します。レポートには、検査結果の見方や、食事・栄養補給等を実践する際の参考情報がまとめられています。

「自分の場合はどう考えればいいのだろう?」と思ったときは、検査で自分の状態を確認することも一つの方法です。

分子栄養療法ナビでは、KYBメディカルサービスの血液検査や栄養相談についてご案内しています。検査内容や費用、実際に受けるまでの流れをご確認いただいたうえで、ご検討ください。

KYBメディカルサービス資料
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正規KYBメディカルパートナーです。
正規KYBメディカルパートナー番号:31303940

分子栄養学を、自分に合った形で続けるために
Orthonalize Membership KYB Rewards

Orthonalize Membership KYB Rewards

Orthonalize Membership KYB Rewards(オーソナライズ・メンバーシップ・KYBリワード)は、分子栄養学を学び、自分の状態を知り、自分に合った方法で実践・継続していくことを支える仕組みです。

KYBメディカルサービスの血液検査やケンビックス製品等を活用しながら、「人を分子栄養学に合わせるのではなく、分子栄養学をその人に合わせる」というオーソナライズの考え方に基づいて、日々の実践をサポートします。

【免責事項・情報の取り扱いについて】

本記事は、分子栄養学、栄養学、生化学、医学等に関する一般的な情報を提供し、ご自身の身体や健康について考えるための参考情報としてご利用いただくことを目的としています。

掲載内容は、個別の診断・治療・処方その他の医療行為を行うものではなく、医療専門職による診療に代わるものではありません。治療中の疾患がある方、医薬品を使用している方、症状や体調に不安がある方は、必要に応じて主治医や医療機関へご相談ください。

医学・栄養学の知見は継続的に更新されます。当サイトでは信頼できる資料を確認し、正確な情報提供に努めていますが、研究結果や個別事例がすべての方に同様に当てはまるものではありません。

株式会社オーソナライズは、ケンビックス製品の正規取扱い、およびKYBメディカルサービスが提供する血液検査・栄養関連サービス等の案内を行っています。記事内で当社取扱製品・サービスをご紹介する場合がありますが、一般的な学術情報と製品固有の情報を区別して掲載します。

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